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コラム
2023.06.12
司法書士のお仕事 その1 成年後見人
司法書士のお仕事 その1 成年後見人
成年後見人と身元保証人の違い 今日は身元保証人について,次回成年後見人のおはなしです。
いよいよ梅雨に入りましたね。
さえない天気でふさいでしまいそうになりますが、これから厳しい暑さの夏がくるまえにひとやすみといった風にとらえれば楽しめそうな気もします!
今年は、夏祭りや旅行も思う存分楽しめそうですね!
さてさて、最近もテレビで出生率の低下について話題になっていましたが、それと同時に増え続ける、いわゆる「おひとり様」も気になる今日この頃です。私の友人も仕事を頑張りすぎたせいか?!おひとり様率が高く将来の不安なんかも話題に上がるようになってきました。
独身ではなくても、子供がいない夫婦や家族関係が疎遠な現代、実は誰にでも身近な話題のような気がします。
実は,司法書士仕事として、成年後見人も仕事の一つになっております。
増え続けるニーズですがあまり知られていないのも現状です。
成年後見人が必要になっている背景と、それと似ている身元保証人について今日は書いていきたいと思います。
まずは、身元保証人です。30年前はあまり聞かなかった言葉かと思います。
なぜならば、以前ならば家族がそれを担っていることが多かったからです。
身元保証とは、簡単にいうと本人の身上に何かあった際に、責任をもって対応してくれる人のこと、そして本人に債務が発生した際に代わりに責任を取ってくれる人ということです。
上記のシーンで身元保証人が必要な一方、「身元保証を誰にも頼めない高齢者が目立つ」といいます。
子どもや孫など家族がいればいいけど、いないと第三者になってもらわないとなりません。
厚生労働省は2018年度に身元保証人がいないだけで入院を拒否することがないように都道府県に通知したけれど、身元保証人を求める病院・施設は多いのが現状です。
9割以上が「身元保証求める」
というのが現状です。
身元保証人がいないと入院できないのか?拒否する理由としては
主に「緊急時(事故など)の連絡先」の問題、
「亡くなった場合のご遺体、遺品の引き取り」の問題、
「入院する場合の入院手続き(入院契約)」の問題
という3つの理由が挙がっており、いずれも80%以上の施設が筆頭に挙げているものです。
また、施設において「身元保証人がいる被介護者は施設の中に何名いるか」という調査では、一番割合の低い特別養護老人ホームですら、60%近くいるということでした(他は80%以上)。
さて、本日は身元保証人についてでしたが次回は成年後見人について深堀していきます!
成年後見人と身元保証人は、一見すると同じような事をしているようですが、大きな違いは下記の通りになります。
成年後見人は、認知症など自ら法的な判断ができない方の財産を守るための法的代理人
→事前の契約または家庭裁判所から選任されて後見人は就任
身元保証人は、身寄りの無い方に寄り添って高齢者とコミュニケーションを取りながら、家族のように生活支援をする担当者
→身元保証人は高齢者と信頼関係をもとに契約を締結して就任する
このように、高齢者の方をサポートするという点では似ているように見えますが、この2つの制度は「財産を守るため」か「日常生活を守るため」か、そして判断能力があるのか、無いのかが条件になっている等の大きな違いとサポートする範囲の違いがあります。
次回は、成年後見人のサポート内容についてお話していきます!
成年後見人と身元保証人の違い 今日は身元保証人について,次回成年後見人のおはなしです。
いよいよ梅雨に入りましたね。
さえない天気でふさいでしまいそうになりますが、これから厳しい暑さの夏がくるまえにひとやすみといった風にとらえれば楽しめそうな気もします!
今年は、夏祭りや旅行も思う存分楽しめそうですね!
さてさて、最近もテレビで出生率の低下について話題になっていましたが、それと同時に増え続ける、いわゆる「おひとり様」も気になる今日この頃です。私の友人も仕事を頑張りすぎたせいか?!おひとり様率が高く将来の不安なんかも話題に上がるようになってきました。
独身ではなくても、子供がいない夫婦や家族関係が疎遠な現代、実は誰にでも身近な話題のような気がします。
実は,司法書士仕事として、成年後見人も仕事の一つになっております。
増え続けるニーズですがあまり知られていないのも現状です。
成年後見人が必要になっている背景と、それと似ている身元保証人について今日は書いていきたいと思います。
まずは、身元保証人です。30年前はあまり聞かなかった言葉かと思います。
なぜならば、以前ならば家族がそれを担っていることが多かったからです。
身元保証とは、簡単にいうと本人の身上に何かあった際に、責任をもって対応してくれる人のこと、そして本人に債務が発生した際に代わりに責任を取ってくれる人ということです。
上記のシーンで身元保証人が必要な一方、「身元保証を誰にも頼めない高齢者が目立つ」といいます。
子どもや孫など家族がいればいいけど、いないと第三者になってもらわないとなりません。
厚生労働省は2018年度に身元保証人がいないだけで入院を拒否することがないように都道府県に通知したけれど、身元保証人を求める病院・施設は多いのが現状です。
9割以上が「身元保証求める」
というのが現状です。
身元保証人がいないと入院できないのか?拒否する理由としては
主に「緊急時(事故など)の連絡先」の問題、
「亡くなった場合のご遺体、遺品の引き取り」の問題、
「入院する場合の入院手続き(入院契約)」の問題
という3つの理由が挙がっており、いずれも80%以上の施設が筆頭に挙げているものです。
また、施設において「身元保証人がいる被介護者は施設の中に何名いるか」という調査では、一番割合の低い特別養護老人ホームですら、60%近くいるということでした(他は80%以上)。
さて、本日は身元保証人についてでしたが次回は成年後見人について深堀していきます!
成年後見人と身元保証人は、一見すると同じような事をしているようですが、大きな違いは下記の通りになります。
成年後見人は、認知症など自ら法的な判断ができない方の財産を守るための法的代理人
→事前の契約または家庭裁判所から選任されて後見人は就任
身元保証人は、身寄りの無い方に寄り添って高齢者とコミュニケーションを取りながら、家族のように生活支援をする担当者
→身元保証人は高齢者と信頼関係をもとに契約を締結して就任する
このように、高齢者の方をサポートするという点では似ているように見えますが、この2つの制度は「財産を守るため」か「日常生活を守るため」か、そして判断能力があるのか、無いのかが条件になっている等の大きな違いとサポートする範囲の違いがあります。
次回は、成年後見人のサポート内容についてお話していきます!